カテゴリー : デザイン

やってはいけないデザイン

著者 平本久美子
発売日 2016年12月17日

新人デザイナーさんがやりがちな「もっとこうすればよくなるのに!」ポイントをまとめ、丁寧に改善策のアドバイスを掲載しています。たっぷりと図解があってわかりやすい!各章ごとにおさらいクイズもあって、楽しみながら学習できるでしょう。すでにデザイナーとしての経験がある人でも、後輩にアドバイスする時のために読んでおくといいかも。

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デザイン入門教室

著者 坂本伸二
発売日 2015年7月1日

本格的にデザインを一から学んでみたいという人におすすめのデザイン入門書。レイアウトや写真、フォント、配色など、基本的な構成の仕方をわかりやすく解説しています。「ここも知っておこう」コラムにも有益な情報がたっぷり。後半のインフォグラフィックスの章ではデザイナーだけではなく、プレゼンを頻繁に行うビジネスマンも活用できる情報満載。

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目次レイアウトの見本帳

著者 ヤマモトカウンシル (編集)、グラフィック社編集部 (編集)
発売日 2017年3月8日

紙面の巻頭を飾る素敵な目次のデザインを多数掲載されています。見やすさにこだわった機能性はもちろん、見ているだけで楽しくなるようなレイアウトや装飾も必見。デザインに困った時に眺めてみるといいかも。

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要点で学ぶ、デザインの法則150

著者 William Lidwell, Kritina Holden, Jill Butler, 郷司陽子 (翻訳)
発売日 2015年10月16日

「80対20の法則」「黄金比」「不気味の谷」など、なんだか聞いたことあるけど詳しく知らない…なんていうデザインと心理学の効果を完結に解説している本。本のサイズも小さく、スキマ時間に読み進められます。実務で使えるような知識から、ちょっとした話のネタに!

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Webデザイン良質見本帳

著者 久保田涼子
発売日 2017年6月16日

415点の厳選した良質なWebサイトを集めた見本集。単に画面全体のスクリーンショット画像を集めているだけではなく、レイアウトや配色、フォント、デザインパーツなど、細かい「注目ポイント」も解説されています。パラパラと眺めるだけでも楽しいですが、本書を読んでから自身でいろんなサイトを見てみると、今まで気づかなかった細かな部分にまで注意しながらデザインを味わえるようになるかも。

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無くならない: アートとデザインの間

著者 佐藤直樹
発売日 2017年4月26日

アートとは?デザインとは?という、答えがあるようでないような事に真正面から向かい合って考察した本。ここに読み手の答えがあるとは限りませんが、同業者と一緒に意見を交わしたくなるような問題提起をされています。私は何やかんや「グラフィックデザインの未来を考えない」頁の『「この柄いいね」とか「この色の組み合わせカワイイ」とか。(略)それで十分じゃないでしょうか。』(p. 248)がしっくりきました。ちなみにカバーを取ると素敵な木炭画が!

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続・インタフェースデザインの心理学

著者 Susan Weinschenk、武舎広幸 (翻訳)、武舎るみ (翻訳)、阿部和也 (翻訳)
発売日 2016年8月5日

以前読んだ「インタフェースデザインの心理学」の続編。心理学の本なので読む人によっては難しく感じるかもしれませんが、「人は特定の時期に意思決定する」「読みにくい文章のほうが学習効果が上がる」「カルーセルは嫌われ者ではない」など、目次に目を通すだけでもちょっと気になるネタがたくさん。実際にじっくり読んでみると過去の研究データに基づいたデザインの心理学がわかりやすく解説されています。明日使えるものばかりですね。

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色数を抑えてキメる! 効果的なグラフィックデザイン

著者 ヴィクショナリー(編集)
発売日 2017年4月10日

1〜3色という限られた色数で構成されたグラフィックデザインのまとめ。予算の関係で色数が限られている場合でも、ブランドカラーのみでかっこいよくキメたい場合でも参考になります。解説は全部英語ですが、作品をうっとりと眺めて楽しめます。ビビッドピンクのど派手な表紙が目印。

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デザインってなんだろ?

著者 松田行正
発売日 2017年3月30日

色や装飾、ロゴ、レイアウトなど、様々なデザインの表現方法について、これまでの歴史を柔らかな口調で解説してくれるデザインの基礎教養的な本。デザイン論の入門書として読んでおいて損はないはず。筆者は本の装幀や造本の仕事を中心に活躍しているグラフィックデザイナーさんだけあって、美しいだけではなく手にとって楽しめるしかけも!

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ヨーロッパの装飾と文様

著者 海野弘
発売日 2013年11月22日

画像ではわかりづらいですが、実際に見ると金ピカに輝く豪華なカバー!それだけで手にとってみたくなります。文様の起源から近代に至るまで、時代別にデザインが紹介されています。「文様の面白さの1つは旅をすることだ。(p. 212)」とあるように、西洋が発祥とされた文様がアジアに渡ったり、その逆も然り。そんな面白さも時代背景とともに解説されています。文様だけではなく美術や建築物、動植物のシンボルの意味についても学べますよ。パラパラめくっていくだけでなんだかときめいちゃう本です!

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世界デザイン史

著者 阿部公正、神田昭夫、高見堅志郎、羽原肅郎、向井周太郎、森啓
発売日 2012年2月27日

近代から現代までの、世界と日本のデザインの歴史をまとめた本。「デザイン」と呼ばれるものが技術の発達とコミュニケーションの需要によって進化してきたことがよくわかります。デザイン年表もついていて、デザインがどのような流れで生まれて現在に至るのかがひと目で把握できます。少し堅めの文章ですが、図版も400点近く掲載されていて見応え・読み応えあります。

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世界いろいろ 広告いろいろ

著者 金子秀之
発売日 2016年12月9日

いろんな国の広告デザインを紹介している本。一見「ん?」と不思議に思うものや、クスッと笑えるもの、考えさせられるものなど、多種多様。中にはその国の文化的背景がわからないと理解できないものもありますが、そこは丁寧に解説されているので、ただ見た目がかっこいい!という感想だけでは終わらない広告の背景まで理解できるはず。

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「人を動かす」広告デザインの心理術33

著者 マルク・アンドルース、マテイス・ファン・レイヴェン、リック・ファン・バーレン、坂東智子(翻訳)
発売日 2016年3月18日

広告に使われている様々な手法を、ポスターなどの実例とともに説明している本。各手法を脳システムによるニーズ、社会的ニーズ、個人的ニーズのどれを利用しているのかがわかりやすくアイコンで表示されています。各章の最後にはまとめと、その手法の効果、魅力、使いやすさで評価しています。広告を通じて心理学と社会的影響について学べますよ。

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たのしごとデザイン論

著者 カイシトモヤ
発売日 2016年11月15日

日常のデザイン業務をもっと楽しく進めるための仕事術。デザインについての理論ではなく、デザイナーとしての心得や哲学的な本です。かと言って気取らずかたくるしくないので、本書自体楽しみながら読み進められます。ゆるいテイストのイラストも可愛い。「デザイナーが自信に満ちた笑顔をしていることは、クライアントにとってきっと何よりも心強いことだと思うのです。(P. 223)」「面白くなくてお金がないことは絶対やらない。(P. 261)」他、刺さる言葉が盛りだくさん。当たり前だけど忘れがちなことが詰まっています。基本的なデザイン業務に慣れてきつつ、さらに上を目指したいという中堅デザイナーさんには特に読んでほしい本です。

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ロゴデザインの現場

著者 佐藤浩二、田中雄一郎、小野圭介
発売日 2016年5月31日

こちらもデザインプロセスについての本。単なるロゴデザインの見本帳ではなく、クライアントへのヒアリング、ラフスケッチ、プレゼンテーション、ブラッシュアップ、マニュアル制作なども紹介されており、なぜそのデザインに至ったのか?という過程が把握できます。ヒアリングやアイデアを発想するためのコツも書かれていて、現在デザイナーとして活躍中の方でも参考になる一冊。おすすめ!

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グラフィックデザインで世界を変える

著者 Andrew Shea(著)、北村陽子(訳)
発売日 2013年1月24日

社会問題に対して、デザイナーがどう向き合って、変化を起こしていったのか。実例から学べるデザインを数多く紹介している本。各章でデザインの課題、コミュニティとの協働戦略、デザイン戦略、成果、教訓がまとめられています。「制約を知り、取り組まなければならない問題を知れば、何を約束し、どのような成果を出せるか判断しやすくなる」(p. 41)とあるように、スケジュールや予算、組織内の摩擦といった制約にどう対応して目標を達成したのかといったプロセスが詳しく書かれています。おすすめ!

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ウェブデザインを仕事にする。プロの考え方、ワークフロー、つくる楽しさ

著者 フレア (著), 株式会社ラナデザインアソシエイツ (監修)
発売日 2013年9月25日

ひとつのWebサイトを作るにしても、多くの人が携わっています。一人ひとりがどんな役割で、具体的に何をしているのか?また、Webサイトの制作工程がわかりやすく解説されています。実際にWebデザイナーとして働いている人のお仕事環境や熱いメッセージも掲載。これからWebデザイナーを目指す人や学生さんは読んでおくといいでしょう。同シリーズで「デザインを仕事にする。」という書籍もあり、紙のデザイナーを目指す人はこちらもチェック!

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ユニバーサルデザインの教科書

著者 中川聰 (監修), 日経デザイン (編集)
発売日 2015年6月20日

ユニバーサルデザインってなんだ?という基礎から、アクセシビリティの実験方法、実践などを解説している本。実験方法では薬の箱を例に、石鹸のついた手で・軍手をして・視野を狭めて、うまく扱えるかを紹介。実際に試してみないとわからないことが多々あるな…と改めて感じさせてくれます。実践では身の回りにある物からいい例や悪い例が取り上げられています。一見ユニバーサルデザインを考えられて作られているような物でも、うまく機能していない例もあり、目から鱗な情報も得られるかと思います。

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UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

著者 Jeff Johnson (著), 武舎広幸 (翻訳), 武舎るみ (翻訳)
発売日 2015年3月13日

「周辺視野や読む能力がどのように機能するか」「注意、記憶、想起、学習、意思決定をどのように行うか」など、UIデザイン原則と心理学上の根拠がわかる一冊。巷でよく言われているような制作をする上でのTipsの本質や理由が科学的に説明されています。各章のまとめがわかりやすくてオススメ!ですが、脳の構造や科学的な話が中心で、専門用語も多いので、一度試し読みしてから購入を検討した方がいいかも。

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心を動かすデザインの秘密 認知心理学から見る新しいデザイン学

著者 荷方邦夫
発売日 2013年4月16日

「なぜこの商品を手にとったのか?」「なぜこれを大切に思うのか?」行為や愛着といった目に見えない心の動きの理由を、デザインと絡めて考えています。デザインと認知心理学を結びつけ、ユーザビリティやユーザーエクスペリエンスといった昨今のWeb業界でもよく耳にするワードを丁寧に解説した入門書。話しかけられているような語り口調が心地よく、スラスラと読み進められます。

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