デザイナーにおすすめ!直感的に使えるバージョン管理ツール universions

ファイルのバージョン管理&プロジェクト管理ができるuniversions。昨年のクローズドベータ版の頃に開発者さんに紹介していただき、かわいらしいデザインと使いやすさからずっと応援していたツールです。「デザイナー向けにGitなどを優しく解説する記事はありますが、どうしても構築の手間や敷居の高さがあるのではないか…」という開発者さんの思いがうまく反映され、使われている言葉もわかりやすく、スッキリとしたデザインになっています。どんな方でも安心して使いこなせるはず。先月ついに正式版がリリースされたので、簡単に紹介します!

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エンジニアじゃなくても簡単に使える管理システム

これまでのバージョン管理システムとは違い、黒い画面になにやら記述しなくても、クリックするだけでファイルの履歴管理ができます。間違えてファイルを上書き保存しちゃっても大丈夫!すぐに前のバージョンに戻せますよ。

プロジェクトを新規作成


さっそく試してみましょう!起動画面はこんな感じ。「プロジェクトを新規作成」をクリックするとフォルダーが作成されるので、その中に管理したいファイルを追加します。


サーバーにプッシュしたいファイルにチェックを入れて、「サーバーと同期」ボタンをクリックすればプッシュ完了!


トランクやプッシュ履歴にファイル名が追加され、タイムラインにもプッシュしたことが表示されます。

ファイルを更新する


それではサイトを少し編集し、universionsに履歴を登録してみましょう。ファイルを変更し、universionsを開くと、自動的に変更したファイル名が表示されています。サーバーにプッシュしたいファイルにチェックを入れて、「サーバーと同期」ボタンをクリック。


プッシュ履歴を見ると、変更された箇所がハイライトされています。緑が追加分、赤が削除分です。これで「やっぱ前のバージョンに戻したい…」なんて時でもすぐにコードのレビュー&変更ができますね!

便利なプレビュー機能


画面上部の「プロジェクト設定」ボタンをクリックし、「サーバー」タブを見ると、プレビュー画面が見れるURLが表示されています。表示されているユーザー名とパスワードを入力すれば、プッシュしたファイルをブラウザーで閲覧可能!テストサーバーを用意したり、FTPなどでファイルをアップロードする手間が省けます。


プロジェクト作成時にWordPressサイトとして登録している場合は、WordPressのサイトでもプレビュー表示されますよ!詳しくは上の動画をチェック!(と言っても設定は30秒くらいでできるんですけどw)これは便利!


画像はもちろん、PhotoshopやIllustratorのファイルもuniversions上でプレビューできます。上記画像は .ai ファイルをプレビューしているところ。サクッと内容を確認だけしたい時に、各アプリを立ちあげなくていいので時間短縮にもなりそう。

コミュニケーションツールとしても


universionsは、ファイル管理としてだけではなく、プロジェクトを進めるうえで必要なチャットやタスク管理、Wiki機能も用意されています。まずは画面右上の「+」ボタンからユーザーを追加します。メールアドレスを入力するだけで簡単招待!

チャット機能


プロジェクト内のメンバーでサクサクチャットができちゃいます。画面左下のメッセージ欄に入力し、送信ボタンを押すだけ。即反映されますよ。

タスク機能


タスクごとに期限や担当者を割り振れます。タスクが多いとゴチャゴチャしそうですが…。担当者ごとにフィルタリングできたり、タスクのカテゴリー分けなんぞできたらさらに捗りそうです(チラッ

Wiki機能


Wikiはマークダウン記法で記述できます。コーディング規約やスタイルガイド、作成手順など、メンバーで共有したいドキュメントをまとめておくといいですね。作成したWikiは表示する大きさを変更できます。

料金


料金は作成できるプロジェクトの数によって変わります。プロジェクトの容量はいずれも1GBで、プロジェクトに参加できるメンバー数は無制限。メンバーとしてプロジェクトに参加するだけであれば無料です。

追記:2014年12月15日 料金更新しました。

  • Guest… 無料(プロジェクト作成不可)
  • Micro… 月額300円(プロジェクト作成数 3)
  • Small… 月額1,350円(プロジェクト作成数 10)
  • Medium… 月額2,500円(プロジェクト作成数 20)
  • Large…月額 5,900円(プロジェクト作成数 50)

14日間無料でMicroプランが試せるそうです!課金前にぜひ試してみてください。

ダウンロード

ダウンロードはこちらから。対応デバイスは以下。国産ツールなので、もちろん日本語対応OKです!

  • Mac Mountain Lion以降
  • Windows 7以降
  • Web版 Google Chrome v.35以降 ※ファイルのアップロード不可

まとめ

ファイルの履歴管理以外にも、プロジェクトごとにチャットやタスク、Wikiといったツールが揃っているので、universionsひとつ開くだけで進行管理ができるのは本当に便利ですね。私はファイルの管理には普段 GitHubを使っていましたが、universionsはわかりやすいと言われているGithubのUIよりさらにわかりやすく、親しみやすいUIなので、バージョン管理に慣れていない初心者さんやデザイナーさんにはピッタリのツールだと思います。様々なバージョン管理ツールが存在しますが、いろいろ試して自分にあったものを探してくださいね!

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コメント

“デザイナーにおすすめ!直感的に使えるバージョン管理ツール universions” への4件のフィードバック

  1. Manami Ohki より:

    完全なる素人なのですが、このソフトは使いやすそうで興味あります!
    これはMovable Typeの代わりになりますか?Movable Typeをブラウザ上で更新してるのですが、素人にはめちゃくちゃ使いづらくて困ってます。。重いですし。。

  2. universionsはファイルの更新等を管理ツールで、Movable TypeはCMSなので、別のものと考えてくださいー。Movable TypeよりWordPressをおすすめしますよー!

  3. Manami Ohki より:

    お返事ありがとうございます!ファイル更新ということはできあがったサイトを更新するには使えるということなんでしょうか??
    やっぱりWordPressの方がいいんですね。。最初にMovable Typeでほかの人に作ってもらったサイトなので、もう変えられなくて…

  4. ファイル更新というか、バックアップとして保存する感じです。実際にサイトに更新していくわけではないです。
    MTは使ったことないのであまり詳しくわかりませんが、MTからWordPressに移行する方法もあると思いますよー。

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