Webサイト制作で低予算のクライアントに提案する6つのポイント

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Webサイト制作の依頼を受ける上で、クライアントの中には相場が分からず、必要最低額を遥かに下回る予算を提示する方もいます。多くの場合は必要な作業内容やかかる時間を説明すれば納得して頂けますが、時々「タダでできて当たり前」を前提とする方もいます…。うむむ。タダ…はちょっと行き過ぎですが、なるべく低予算のクライアントにも満足してもらいたいですよね。予算にあわせてできることがないか、考えてみました。

1. 実装する機能を絞る

「必ず取り入れたい機能」「できれば取り入れたい機能」「取り入れられたら嬉しい機能」と、要望の優先順位を話し合い、予算に応じてできないものは思い切って削除したり、違う方法を考えて予算内に収まるように検討します。「時間 vs お金 vs クオリティ」でも書いたように、取り入れたい要望を全部満たすにはお金が必要であることと、その理由を説明します。ここは交渉術が必要ですよね。。全ての要望を反映したものと、機能を絞って予算内に収めたものの2パターンの見積書を提出すると比較しやすいです。

2. 既存のテンプレートやテーマをカスタマイズする

ちょっと検索すればたくさんのHTMLテンプレートや、WordPress・ECサイト用各種CMSのテーマが見つけられます。無料、有料とあり、それぞれ機能やライセンスが異なります。こういった配布されているテンプレートを使うメリットは、なんといっても費用を格段に抑えられる点。テンプレートの費用(無料のものでれば無し)+カスタマイズ費用のみで制作することができます。さらに制作者側も工数を減らすことができるので、予算だけでなく納期まで時間がない場合でもスムーズに納品することができるでしょう。

クオリティはテンプレートによって大きく変わってきますが、ここ最近では「これが無料でいいの!?」と思うほどクオリティの高いものまで無料で配布されています。レイアウトでいくつかのテンプレートを絞って、全体の雰囲気等はクライアントと相談しつつ決定するとよさそうです。

テンプレート紹介サイト

3. 独自テンプレートやテーマを作成しておく

上記と同じくテンプレートを使用し、カスタマイズする方法です。上記との違いはテンプレートそのものを自分で作る点。最初に作る手間がかかってしまいますが、テンプレートを探す手間を省くことができ、ライセンス等を気にせず使用できます。

特に同じ業種のクライアントからの制作依頼が多い場合は、テンプレート化しておくと後々楽になります。具体例をあげると、レストランのサイトではメニュー、予約システム、営業時間、店舗の場所は必須項目となるでしょう。これらをある程度形作っておくことで、他のレストランサイトも作りやすくなう上、レストランサイトの制作依頼も受けやすくなります。

4. CSSフレームワークを使用する

フレームワークとはそのまま訳せば、骨組み・枠組みといったところですかね。その単語だけ聞けばRubyやPHPを連想する人も多いかと思いますが、CSSの場合は同胞されているCSSファイルからスタイルを引っ張ってきて装飾する、というもの。各CSSフレームワークで指定されたclass属性を追加していくだけで、レイアウトが組めたり、かっこいいデザインのWebサイトが作成可能です。JavaScriptも付属して提供しているものも多く、それらを使えばスライドショーやモーダルダイアログなどが簡単に実装できます。結局はコーディングすることになるので、大幅な費用削減は難しいかと思いますが、いくらか時間短縮にはなるかと思います。

Bootstrap
Twitter社が提供するBootstrapは、ファイルを読み込み、決められたクラスを与えるだけで今風なデザインのサイトを作れちゃう優れもの。シンプルなデザインとカスタマイズ性により最近グングン人気が出ております。主な機能は「Twitter Bootstrapが大幅バージョンアップ!して凄まじいことに・・・」でザックリ紹介されています。

他にもたくさんのCSSフレームワークが配布されています。最近はレスポンシブデザインに対応したものが多いですね。メジャーなものは「今風のWebサイトが誰でも作れる!便利なCSSフレームワークのまとめ」にまとめられているので、参考にしてみてください。どれも素敵ですが、やはり使い勝手は好みがあると思うので、いくつかダウンロードして確かめてみるとよさそうです。もちろんライセンスの確認も忘れずに!

5. アウトソーシング(外注)する

1から10まで全てを自分(または社内)でするのではなく、いくつかの作業を他のフリーランスデザイナーやデベロッパーにアウトソース(外注)すると安く仕上がる場合もあります。よく使われるのはPhotoshopのデザインファイルからHTMLに書き起こす作業や、すでにできているHTMLサイトをWordPressなどのCMS化する作業でしょうか。

海外へのアウトソーシングだと日本国内で発注するより安く仕上がる場合が多いです。英語圏ではたくさんのフリーランサーの中から外注先を選ぶタイプが人気ですね。クラウドソーシングなんて呼ばれています。私のまわりでよく耳にするサイトは以下。

oDeskのレビューや海外アウトソーシングに関する事は「個人アウトソーシングの時代が来た。oDeskを使った業務のアウトソーシングの方法を紹介。国別のおすすめアウトソーシング。」で詳しく書かれています。私は以前Freelancer.comを利用したことがあるのですが、その感想は過去記事「海外在住Web屋の私のまわりで最近話題の5つのWebサービス」でちょこっと紹介しています。他にも「アメリカで話題のクラウドソーシングサービス15選」ではいろんな分野のクラウドソーシングサービスのWebサイトを紹介しています。

利用したことはありませんが、国内でも同様のサイトはあります。

6. Webサービスを使う


以前何度かWebクリエイターボックスでも取り上げてきましたが、今やドラッグ&ドロップと簡単な入力作業でWebサイトが作れる世の中です。こういったサービスを活用するとかなり費用を削減することができます。必要な費用は各サービスの利用料(たいてい月払い)と配色や背景画像などの簡単なカスタマイズ費用ですかね。

英語のWebサービスは公式サイトだけだと便利さが伝わりにくいかなあ?という事で、日本語のレビュー記事をいくつか紹介します。ほんと、どれも簡単にWebサイトが作れてすごいですよ…。

企画進行費用やサイト運営費用などの固定費用を除けば、外注や外部サービスを使えばいくらか費用削減の余地はあるかな?と思います。個人的には 5. 海外へのアウトソーシングや 6. Webサービスの利用が、今後日本でどう取り入れられていくのかが興味ありますね。低予算で抑えるポイントはまだまだあるかと思いますが、皆さんはどのような方法をクライアントに提案していますか?

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