2023年3月に読んだWeb・デザイン関連の本

Web制作やデザインに関する情報は、インターネット上以外にも書籍を通して体系的に学ぶことができます。今月も様々な本を拝読しました。その中でいいなと思った物、オススメの物をいくつか紹介します。

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デザインの言語化〈クライアントの要望にこたえる4つのステップ〉

著者 こげちゃ丸 (著)、Workship MAGAZINE (編集)
発売日 2023年1月31日
デザインそのものを学ぶというよりも、デザインを仕事として扱うためのコミュニケーションのコツを解説した書籍。私も生徒に「自分のデザインを説明できるように」と教えていますが、その基本的な考え方や伝え方を優しく教えてくれます。「自分の知っていることを、やったことのない方法でつなげることが、アイデアの源泉である」「いいデザインとは相手が受け取れるデザイン」などなど、心に留めて置きたい言葉と多く出会えました。

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戦争とデザイン

著者 松田行正
発売日 2022年7月30日
テーマが戦争なので歴史の知識も多少必要ですが、前半は多くの人が目にしたことのある色やシンボルを扱っているのでわかりやすいです。プーチンの戦争にもゴリゴリ触れています。戦争は印象操作の嵐。目に見えるデザインの、その奥にある意図も汲み取らないと、と思ってしまいます。「戦争の最初の犠牲者は真実である。」なるほどなぁ。

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素朴で平等な社会のために -ウィリアム・モリスが語る 労働・芸術・社会・自然-

著者 ウィリアム・モリス (著)、城下 真知子 (翻訳)
発売日 2019年11月16日
アーツ&クラフツ運動の主導者、ウィリアム・モリス氏によって19世紀に書かれた論文をまとめた書籍。産業革命の結果、大量生産による粗悪な商品があふれていた事を憂いていた様子が、昨今のAIによるアートやデザイン業界の状況と似ているなと思って読んでみることに。彼の思想や取り組んでいたことがよくわかります。1800年代当時の考え方や時代背景について、注釈でも解説されていてありがたいです。全体の流れは巻末の訳者あとがきで簡潔にまとめられているので、最初に読んでみるのもいいかと。

『素朴で平等な社会のために -ウィリアム・モリスが語る 労働・芸術・社会・自然-』を購入する


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