カテゴリー : 読み物

イノベーターズ1 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

著者 ウォルター・アイザックソン(著)、井口耕二(翻訳)
発売日 2019年10月10日

コンピューターとインターネットが開発される歴史を辿った本。上下巻に分かれていて、こちらは上巻です。開発に携わった人物が多くて、じっくり読むと自分と似ていたり、尊敬できる考え方、真似したくなる生き方をした人物に出会えます。コンピューターやプログラミングは、一人の天才の思いつきで作られたものではなく、多くの人の研究の積み重ねで徐々に完成されていったのがよくわかります。一通り読み終えてから、冒頭の年表を見返すと膨大な情報の整理がしやすいですね。

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「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

著者 玉樹真一郎
発売日 2019年8月8日

冒頭を読んで軽快な語り口調に惹かれ、タイトルどおりつい購入し、つい一気読みしちゃいました。元任天堂の企画開発者が「人が動くしくみ」を大公開!マリオやゼルダ、ドラクエといった名作ゲームのUI・UXデザインについて詳しく紹介しています。ゲーム好きなら特に必見!ゲームはしないよという人にとっても、どんなしかけで人が行動するのかという点がしっかり学べます。

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クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

著者 デイヴィッド・ケリー(著)、トム・ケリー(著)、千葉敏生(翻訳)
発売日 2014年6月20日

「クリエイティブ」と聞くとなんだか敷居が高く感じてしまいますが、本当は日々の生活の中にあるもので、誰でも向き合えるものなんだと納得させられる一冊。仕事に対する姿勢についても多々触れられていて、「あれこれ考えてないで、とにかくやり始めよう!」と思えてきます。ただただメンタル的なことを説いているわけではなく、実践するときの具体例も豊富に紹介されていますよ。

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センスは知識からはじまる

著者 水野学
発売日 2014年4月18日

著者はくまモンのアートディレクター。タイトルがすべてなのですが、「センスは生まれ持ったものじゃないよ、インプットとアウトプットすることで鍛えられるよ」ということを、多くの経験に基づいて解説しています。柔らかな文体で、熱い想いもスッと入り込んできます。

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海外でデザインを仕事にする

著者 岡田栄造、鈴木元、森山茜、青木翔平、福定良佑、村上あずさ、德島泰、今村ひかる、長田喜晃、青木慶一、小林耕太、山本尚明、中山雄太、清水花笑、川島高
発売日 2017年1月25日

海外に飛び出して紆余曲折しながらも自分の道を進んでいる…そんな14人のデザイナーのエッセイ集。「海外」と言っても先進国と途上国では仕事の進め方も違います。そんな様々な環境の中、どのようにデザインを仕事にしてきたのか、リアルな声が詰まっています。私も頑張ろう!とやる気を出させてくれる一冊。おすすめ!

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悲劇的なデザイン

著者 ジョナサン・シャリアート、シンシア・サヴァール・ソシエ、高崎拓哉 (翻訳)
発売日 2017年12月27日

ユーザーのことを考えずにデザインされたプロダクトは、人を殺し、怒りをあおり、悲しみを呼び、疎外感を与える…。実際に起こったデザインによる悲劇と、どうすればそれを回避できたのか?を丁寧に解説しているデザインユーザビリティの本。これまで読んできたユーザビリティの本とは違い、色んな人の怒りや悲しみの実体験が多く取り扱われており、デザインを通じたノンフィクションストーリーとして読み進められました。おすすめ!

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無くならない: アートとデザインの間

著者 佐藤直樹
発売日 2017年4月26日

アートとは?デザインとは?という、答えがあるようでないような事に真正面から向かい合って考察した本。ここに読み手の答えがあるとは限りませんが、同業者と一緒に意見を交わしたくなるような問題提起をされています。私は何やかんや「グラフィックデザインの未来を考えない」頁の『「この柄いいね」とか「この色の組み合わせカワイイ」とか。(略)それで十分じゃないでしょうか。』(p. 248)がしっくりきました。ちなみにカバーを取ると素敵な木炭画が!

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デザインってなんだろ?

著者 松田行正
発売日 2017年3月30日

色や装飾、ロゴ、レイアウトなど、様々なデザインの表現方法について、これまでの歴史を柔らかな口調で解説してくれるデザインの基礎教養的な本。デザイン論の入門書として読んでおいて損はないはず。筆者は本の装幀や造本の仕事を中心に活躍しているグラフィックデザイナーさんだけあって、美しいだけではなく手にとって楽しめるしかけも!

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色で読む中世ヨーロッパ

著者 徳井淑子
発売日 2006年6月10日

15世紀前半に書かれ、その後の色彩論に影響を与えたという「色彩の紋章」という本の現代解説本といったところ。なぜ赤が好まれ、黄色が嫌われたのか?など、色彩の紋章が書かれた当時のヨーロッパの時代背景や文化、思想を交えて色から受ける感情について紹介しています。色彩についての価値観の移り変わりを感じながら当時の美術作品や服飾を見ると、改めて気付く発見がありそうです。色のお話が好きな人、デザイナーの人、美術史に興味がある人は読んでみると楽しめますよ。

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世界デザイン史

著者 阿部公正、神田昭夫、高見堅志郎、羽原肅郎、向井周太郎、森啓
発売日 2012年2月27日

近代から現代までの、世界と日本のデザインの歴史をまとめた本。「デザイン」と呼ばれるものが技術の発達とコミュニケーションの需要によって進化してきたことがよくわかります。デザイン年表もついていて、デザインがどのような流れで生まれて現在に至るのかがひと目で把握できます。少し堅めの文章ですが、図版も400点近く掲載されていて見応え・読み応えあります。

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グラフィックデザインで世界を変える

著者 Andrew Shea(著)、北村陽子(訳)
発売日 2013年1月24日

社会問題に対して、デザイナーがどう向き合って、変化を起こしていったのか。実例から学べるデザインを数多く紹介している本。各章でデザインの課題、コミュニティとの協働戦略、デザイン戦略、成果、教訓がまとめられています。「制約を知り、取り組まなければならない問題を知れば、何を約束し、どのような成果を出せるか判断しやすくなる」(p. 41)とあるように、スケジュールや予算、組織内の摩擦といった制約にどう対応して目標を達成したのかといったプロセスが詳しく書かれています。おすすめ!

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コミュニケーションのデザイン史―人類の根源から未来を学ぶ

著者 高橋裕行
発売日 2015年9月25日

地図や図書館、学校、美術館、手紙など、今では当たり前に見かける施設やツールがどういった背景でデザインされ、進化してきたかが読み解けます。人が集まる場所ではコミュニケーションが不可欠で、そのコミュニケーションを設計することの大切さや、時代とともに移り変わる様子が面白く、読み物としてのんびり楽しめると思います。

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