読んだ本

「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング

著者 山道正明 (著)、おほしんたろう (イラスト)
発売日 2017年6月23日

覚えることの多いWebマーケティングについて、全体的にしっかり学べる入門書。専門用語はその都度欄外で解説されているので安心です。ゆるいイラストが面白く、楽しみながら読み進められますよ。「あるある!」と共感するだけではなく、その問題点をどう解決すべきかがしっかり書かれていて、特にこれからWebマーケティングを学びたいという初心者さんは読んでみるとよさそうです。

『「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング』を購入する

無くならない: アートとデザインの間

著者 佐藤直樹
発売日 2017年4月26日

アートとは?デザインとは?という、答えがあるようでないような事に真正面から向かい合って考察した本。ここに読み手の答えがあるとは限りませんが、同業者と一緒に意見を交わしたくなるような問題提起をされています。私は何やかんや「グラフィックデザインの未来を考えない」頁の『「この柄いいね」とか「この色の組み合わせカワイイ」とか。(略)それで十分じゃないでしょうか。』(p. 248)がしっくりきました。ちなみにカバーを取ると素敵な木炭画が!

『無くならない: アートとデザインの間』を購入する

続・インタフェースデザインの心理学

著者 Susan Weinschenk、武舎広幸 (翻訳)、武舎るみ (翻訳)、阿部和也 (翻訳)
発売日 2016年8月5日

以前読んだ「インタフェースデザインの心理学」の続編。心理学の本なので読む人によっては難しく感じるかもしれませんが、「人は特定の時期に意思決定する」「読みにくい文章のほうが学習効果が上がる」「カルーセルは嫌われ者ではない」など、目次に目を通すだけでもちょっと気になるネタがたくさん。実際にじっくり読んでみると過去の研究データに基づいたデザインの心理学がわかりやすく解説されています。明日使えるものばかりですね。

『続・インタフェースデザインの心理学』を購入する

色数を抑えてキメる! 効果的なグラフィックデザイン

著者 ヴィクショナリー(編集)
発売日 2017年4月10日

1〜3色という限られた色数で構成されたグラフィックデザインのまとめ。予算の関係で色数が限られている場合でも、ブランドカラーのみでかっこいよくキメたい場合でも参考になります。解説は全部英語ですが、作品をうっとりと眺めて楽しめます。ビビッドピンクのど派手な表紙が目印。

『色数を抑えてキメる! 効果的なグラフィックデザイン』を購入する

デザインってなんだろ?

著者 松田行正
発売日 2017年3月30日

色や装飾、ロゴ、レイアウトなど、様々なデザインの表現方法について、これまでの歴史を柔らかな口調で解説してくれるデザインの基礎教養的な本。デザイン論の入門書として読んでおいて損はないはず。筆者は本の装幀や造本の仕事を中心に活躍しているグラフィックデザイナーさんだけあって、美しいだけではなく手にとって楽しめるしかけも!

『デザインってなんだろ?』を購入する

コーディングWebアクセシビリティ

著者 Heydon Pickering (著)、太田良典 (翻訳)、伊原力也 (翻訳)、株式会社Bスプラウト (翻訳)
発売日 2015年3月27日

出版社様より頂きました。ありがとうございます!初心者でもわかるようにWebアクセシビリティを解説した本。以前読んだ本で、「Webアクセシビリティの勉強に役立つツールやWebサイト、書籍いろいろ」という記事内で紹介したことがあるのですが、今回電子書籍版が販売されたとのことで再度掲載しました。どこかとっつきにくいと思われがちなアクセシビリティについて、非常に親しみやすく、かつ丁寧に説明しています。

『コーディングWebアクセシビリティ』を購入する

ミュシャのすべて

著者 堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
発売日 2016年12月10日

大好きな画家・デザイナーであるミュシャの作品を解説した本。デザイナーとしての活動が有名な彼ですが、この本では彼の代表作である「スラヴ叙事詩」全20作も丁寧に紹介しています。図版も多く、さっくりと読めると思うので、ミュシャ展に行く前に目を通しておくとより楽しめるはずです!

『ミュシャのすべて』を購入する

人物写真補正の教科書 Photoshopレタッチ・プロの仕事

著者 村上良日、浅野桜、髙瀬勝己、内藤タカヒコ
発売日 2017年3月14日

「手軽にできるレタッチ」という、ある意味親切ですが、別の意味では投げやりともとれる解説をせず、「なぜこのツールを使うとこういった効果が出るのか」を懇切丁寧に説明している本。読み始めると難しく感じる箇所もあるかもしれませんが、その分読破するとしっかり写真補正の技術が身についているはずです。Photoshop CC 2015から搭載された「選択とマスク」の解説は必読。玄人ほど知らずにいる便利な切り抜きテクニックが紹介されています。デザイナーだけではなく、フォトグラファーも読んで欲しい一冊です。

『人物写真補正の教科書 Photoshopレタッチ・プロの仕事』を購入する

色で巡る日本と世界 – くらしの色・春夏秋冬 –

著者 色彩文化研究会 (著)、城一夫 (監修)
発売日 2015年10月29日

日本で最初にできた色や、日本の伝統色の紹介といった日本の文化はもちろん、世界各国で愛されてきた色を文化や行事の歴史とともに紹介しています。中にはあまり色と関係ない話もあります…が、それはそれで民俗学のウンチクとして楽しめます。全体的に広く浅くな印象ですが、「より詳しく知りたい!」と思える項目に出会えるかも。私の場合は「花火の色」「食文化と色」など、もう少し深掘りしてみようと思います!

『色で巡る日本と世界 – くらしの色・春夏秋冬 –』を購入する

User Experience Revolution

著者 Paul Boag
発売日 2017年4月2日

ユーザーエクスペリエンスの基本的な考え方や、チームのメンバーに「ユーザーエクスペリエンスを一緒に考えて管理していこうよ!」という呼びかけ方、広め方などを丁寧に解説しています。全文英語。筆者はUXデザイン、コンテンツストラテジーについて書かれたブログ・Podcastが人気のPaul Boag氏。ブリティッシュアクセントの英語が心地良いです。

『User Experience Revolution』を購入する

ヨーロッパの装飾と文様

著者 海野弘
発売日 2013年11月22日

画像ではわかりづらいですが、実際に見ると金ピカに輝く豪華なカバー!それだけで手にとってみたくなります。文様の起源から近代に至るまで、時代別にデザインが紹介されています。「文様の面白さの1つは旅をすることだ。(p. 212)」とあるように、西洋が発祥とされた文様がアジアに渡ったり、その逆も然り。そんな面白さも時代背景とともに解説されています。文様だけではなく美術や建築物、動植物のシンボルの意味についても学べますよ。パラパラめくっていくだけでなんだかときめいちゃう本です!

『ヨーロッパの装飾と文様』を購入する

インターネットにおける誹謗中傷法的対策マニュアル<第2版>

著者 中澤佑一
発売日 2016年7月21日

ネット上で誹謗中傷にあたる書き込みをされた場合にどのような手順で削除請求すればよいかについて書かれた本。2ちゃんねる、Facebook、Twitterなど、大手Webサービスでの削除依頼方法やガイドラインを詳しく紹介しています。法的措置のフローチャート、証拠の残し方、過去の判例など、一度読んでおいて損はない内容満載。後半では書面で申し立てする時の書式の雛形も多数掲載されています。個人的には「氏名権」「アイデンティティ権」等、詳しく知らなかった権利についても書いてあって読みごたえありました。

『インターネットにおける誹謗中傷法的対策マニュアル<第2版>』を購入する

Webディレクションの新・標準ルール

著者 栄前田勝太郎、岸正也、滝川洋平、タナカミノル
発売日 2017年2月27日

Webディレクターの役割や、円滑にプロジェクトを回すコツなどを実例を交えて解説しています。図版も多く、肩の力を抜いて読み進められますが、内容は濃く得るものも多いはず。これからWebディレクターとして活躍したいという方はもちろん、すでにデザイナーやデベロッパーとしての経験がある方でも、さらなるスキルアップのために読んでみるといいですね!

『Webディレクションの新・標準ルール』を購入する

色で読む中世ヨーロッパ

著者 徳井淑子
発売日 2006年6月10日

15世紀前半に書かれ、その後の色彩論に影響を与えたという「色彩の紋章」という本の現代解説本といったところ。なぜ赤が好まれ、黄色が嫌われたのか?など、色彩の紋章が書かれた当時のヨーロッパの時代背景や文化、思想を交えて色から受ける感情について紹介しています。色彩についての価値観の移り変わりを感じながら当時の美術作品や服飾を見ると、改めて気付く発見がありそうです。色のお話が好きな人、デザイナーの人、美術史に興味がある人は読んでみると楽しめますよ。

『色で読む中世ヨーロッパ』を購入する

世界デザイン史

著者 阿部公正、神田昭夫、高見堅志郎、羽原肅郎、向井周太郎、森啓
発売日 2012年2月27日

近代から現代までの、世界と日本のデザインの歴史をまとめた本。「デザイン」と呼ばれるものが技術の発達とコミュニケーションの需要によって進化してきたことがよくわかります。デザイン年表もついていて、デザインがどのような流れで生まれて現在に至るのかがひと目で把握できます。少し堅めの文章ですが、図版も400点近く掲載されていて見応え・読み応えあります。

『世界デザイン史』を購入する

世界いろいろ 広告いろいろ

著者 金子秀之
発売日 2016年12月9日

いろんな国の広告デザインを紹介している本。一見「ん?」と不思議に思うものや、クスッと笑えるもの、考えさせられるものなど、多種多様。中にはその国の文化的背景がわからないと理解できないものもありますが、そこは丁寧に解説されているので、ただ見た目がかっこいい!という感想だけでは終わらない広告の背景まで理解できるはず。

『世界いろいろ 広告いろいろ』を購入する

「人を動かす」広告デザインの心理術33

著者 マルク・アンドルース、マテイス・ファン・レイヴェン、リック・ファン・バーレン、坂東智子(翻訳)
発売日 2016年3月18日

広告に使われている様々な手法を、ポスターなどの実例とともに説明している本。各手法を脳システムによるニーズ、社会的ニーズ、個人的ニーズのどれを利用しているのかがわかりやすくアイコンで表示されています。各章の最後にはまとめと、その手法の効果、魅力、使いやすさで評価しています。広告を通じて心理学と社会的影響について学べますよ。

『「人を動かす」広告デザインの心理術33』を購入する

沈黙のWebライティング

著者 松尾茂起
発売日 2016年11月1日

会話形式の物語を読み進める…という独創的なスタイル。その合間合間で読み物ページとしてしっかりとコンテンツ制作やライティングの基礎について紹介されています。具体例も多く、クスッと笑える小ネタもチラホラ。単にアクセスを集めるサイトの制作方法というわけではなく、ユーザーへの愛とその愛情表現の方法を紹介している…と言った方がしっくりくるかもしれません。600ページ超えの大作ながらお手頃な値段!ぜひ読んでみてください。

『沈黙のWebライティング』を購入する

たのしごとデザイン論

著者 カイシトモヤ
発売日 2016年11月15日

日常のデザイン業務をもっと楽しく進めるための仕事術。デザインについての理論ではなく、デザイナーとしての心得や哲学的な本です。かと言って気取らずかたくるしくないので、本書自体楽しみながら読み進められます。ゆるいテイストのイラストも可愛い。「デザイナーが自信に満ちた笑顔をしていることは、クライアントにとってきっと何よりも心強いことだと思うのです。(P. 223)」「面白くなくてお金がないことは絶対やらない。(P. 261)」他、刺さる言葉が盛りだくさん。当たり前だけど忘れがちなことが詰まっています。基本的なデザイン業務に慣れてきつつ、さらに上を目指したいという中堅デザイナーさんには特に読んでほしい本です。

『たのしごとデザイン論』を購入する

ロゴデザインの現場

著者 佐藤浩二、田中雄一郎、小野圭介
発売日 2016年5月31日

こちらもデザインプロセスについての本。単なるロゴデザインの見本帳ではなく、クライアントへのヒアリング、ラフスケッチ、プレゼンテーション、ブラッシュアップ、マニュアル制作なども紹介されており、なぜそのデザインに至ったのか?という過程が把握できます。ヒアリングやアイデアを発想するためのコツも書かれていて、現在デザイナーとして活躍中の方でも参考になる一冊。おすすめ!

『ロゴデザインの現場』を購入する